切りかけのオベリスク → アブ・シンベル神殿(世界遺産)
                                  


 

 切りかけのオベリスク

 ここは古代の石切り場で岩の亀裂が原因で切り出しが中止
 されたと考えられています。
 長さは42mあり現存のオベリスクで最大のものは
 アムン大神殿のハトシェプスト女王のオベリスクで
 約30mなのでそれよりもはるかに大きいものになる筈でした。
 
 
古代石切り技術
 まず石に切り込みをつけてそこに木の楔を打ち込み次に
 楔を水で濡らす。すると楔が膨張し、自然に石が割れるのだ。
 切り口はほとんど凹凸がなく滑らかに切れるそうだ。
         古代の石切り場  
    蜃気楼がみえます   車窓から      ナイル川   車窓から   アスワンダムだったか?  車窓から

  
           
  
           アブ・シンベル神殿は、アスワンの南280q、ナセル湖のほとりにある。
           北回帰線を越えスーダンとの国境まで50qのところ。
  
           この神殿は、アスワンハイダム建設時に神殿が水没の運命にさらされユネスコが国際キャンペーンにより救済した。
           1964〜1968にかけて工事が行われ、大小ふたつの神殿をブロックに切断する方法で元の位置より60m上に
           そっくり移動することに成功した。


                   

 この神殿の建設者はラムセス2世。今から3300年前のこと。
 ラムセス2世は、カルナック神殿やルクソール神殿に
 自分自身の巨像を残していることからもわかるように
 自己顕示欲が強かったといわれている。
 極めつけがこのアブ・シンベル神殿だ。
 強大な権力に驚く。
     ラムセス2世像      側面のレリーフ
      入り口に人がいます、大きさがわかるかと・・
 アブ・シンベル大神殿

 神殿の正面の高さ33m、幅38m、奥行き63m
 正面4体のラムセス2世像は高さ20m

 左から2番目の像は頭と胴体が崩れ足もとに
 転がっています
足の間には王妃、王子、王女の小さな立像が刻まれている
 アブ・シンベル小神殿

 ラムセス2世が王妃ネフェルタリのために
 建造した岩窟神殿
 正面にラムセス2世の立像4体とネフェルタリ2体
 が並ぶ姿は圧巻
 足もとには彼らの子供たちの像が刻まれている
      この日の気温は48℃でした!!
 音と光のショー
 神殿の岩山に美しい映像が映し出された


 
写真にするとこの通りピンボケ。。。 おまけです



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